【ドイツ】TUI、伊中部で観光プロジェクト

merry

2007年05月18日 14:25

 欧州最大の旅行会社TUIがイタリア中部のトスカーナ地方で大規模な観光プロジェクトに着手する。16日に開いた年次株主総会で、1つの村を丸ごと含む11平方キロの土地を買い上げたと明らかにした。過疎化が進むさびれた村を観光地として再生させる計画で、投資額は2億5,000万ユーロ(約410億円)を超えるとみられる。

 TUIが購入したのはピサ、フィレンツェ、シエナの中間に位置するテヌータ・ディ・カステルファルフィ(Tenuta di Castelfalfi)の土地。中世の城や古い建物の数々、ホテル1軒、18ホールのゴルフコース、ブドウ畑なども含まれている。
 
 プロジェクトの事業主体にはTUIが85%、現地パートナーが15%出資する。老朽化した城や家々を改修したうえ、スパやレストラン、ブティックなどを新設。既存のゴルフコースも拡張する計画だ。教会は買い取ってはいないが、修繕費を拠出するという。
 
 さらに「ロビンソン・クラブ」「ドルフホテル(Dorfhotel)」「イベロテル(Iberotel)」の3ブランドのホテルのほか、別荘や高級アパートを建設する。
 
 観光的な魅力を高めるだけでなく、環境にも配慮。使用電力はすべて再生可能エネルギーとし、自給自足を実現する。生物学的な処理により、水も繰り返し使う方針だ。また食事には地元産の野菜や果物、ワインなどを供する。なお計画には地元当局の承認が必要だ。
 
 同社によると、村は人口流出が続き、ところどころに朽ちた家が立つ。今回のプロジェクトで少なくとも300人の雇用が創出され、地元経済に貢献する見込み。
 
 イタリアではこのところ、ゴルフ旅行などの需要が急速に盛り上がりつつある。TUIの航空事業TUIフライはドイツから多くの観光客を同国へ運んでいる。
 
 TUIは2000年からバルト海沿岸の独北部フレーゼンゼー(Flesensee)で同様の施設を運営、成功を収めている。今回はこれを上回り、同社による観光プロジェクトとして最大の規模になる。(Yahoo News)

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