福岡国際マラソン ペースメーカー暴走
ハプニングは15キロ過ぎで起きた。それまで5キロをほぼ15分10秒前後で刻んでいた集団から、ペースメーカーのキプタヌイ(ケニア)が突然飛び出したのだ。次の5キロは14分15秒。「闘争心に火がついちゃったのかな」。日本陸連の木内敏夫ロード・長距離対策委員長代行も首をひねる、レースを台無しにしかねない暴走だ。
他の選手は決断を迫られた。ついて行くか、自重するか。多くがキプタヌイの背中を見送る中、「ここが勝負どころ」と果敢に追ったのが北京五輪銀メダリスト・ガリブだった。
「あらゆるケースを想定して練習している。速すぎや遅すぎのペースで走ったり、急にピッチを上げたりね」。汗ばむような暑さもあり、同じくキプタヌイを追ったケベデ(エチオピア)らは失速したが、ガリブの足は止まらない。両腕を広げて笑顔でフィニッシュし、月桂樹の冠を誇らしげに愛息アミール君に見せた。
世界選手権を2度制した38歳も、国際的なマラソン大会で頂点に立ったのはこれが初めて。4年前、まだアミール君が妻のおなかの中にいたときに挑んだ福岡国際も3位にとどまった。「勝つために福岡に来たから、うれしい。来年は世界選手権と自己ベストの更新を目標にしたい」。その道のりの先には、当然40歳で迎えるロンドン五輪がある。
<毎日新聞より>
マラソンはいろいろな事件があるよね。
過去には
不眠症じゃないけれど、眠れなかったなんて選手もいたっけ。
あれって何で眠れなかったんだっけ。
電話がどうのこうのだったような。
良く覚えていないけれどね。
選手の皆さんは大変だな。
関連記事